靴を速やかに乾燥させる方法と効果的なテクニック

スニーカーや靴を迅速に乾燥させる方法

「雨でスニーカーがびしょぬれ！」

「水たまりに足を突っ込んでしまった！」

こんな濡れた靴の経験、誰しもが一度は経験したことがあることでしょう。特に梅雨の季節には、雨の日が続き、靴が濡れることは避けられません。

しかし、靴をそのままにしておくと、不快な臭いやカビの原因になることがあるため、濡れた靴の適切な乾燥が重要です。

靴はただ干すだけでは、速やかに乾燥させるのは難しいこともあります。幸運なことに、太陽の光に当てられる場合は助かりますが、室内での乾燥は通常3日以上かかることもあります。

「明日も同じ靴を履かなければならないのに、もう夜遅い…」

そんな時でも安心してください。濡れた靴を一晩で速やかに乾燥させる方法をご紹介します！

スニーカーと革靴の乾燥方法は異なりますので、それぞれ詳しく説明していきます。最初に、スニーカーの速やかな乾燥方法から始めましょう。

靴の急速な乾燥方法

靴が濡れた際、効率的な乾燥方法をご紹介します。これらの方法は、靴の迅速な乾燥に役立ちます。

スニーカーの急速な乾燥

スニーカーを迅速に乾燥させる方法を説明します。一般的なアプローチとして、洗濯機の脱水が最適です。

洗濯機の脱水機能を利用することで、多くの水分を素早く除去でき、乾燥時間を短縮できます。

しかし、外で履いた靴をそのまま洗濯機に入れるのは気が進まないかもしれません。その場合は、不要なTシャツやバスタオルを使用して、靴を包むことをおすすめします。これにより、靴が直接洗濯槽に触れることを防ぎます。

さらに、靴を洗う前に手洗いを行うことで、洗濯機に入れる前の手間を減らせます。この手順を踏むことで、靴はきれいになり、乾燥時間も短縮できます。

次に、スニーカーの急速な乾燥手順をまとめます。

■ スニーカーの急速な乾燥手順
1.　中敷を外す（外せる場合）。

2.　中敷と靴の内外をタオルで拭き、水分を取る。

3.　靴をバスタオルなどで包み、洗濯機の脱水機能を使用する。

4.　靴をつま先を下にして立てかけるか、吊るす。

革靴の急速な乾燥

次に、革靴などの他のタイプの靴を急速に乾かす方法を紹介します。

スニーカーと同様、中敷きのある靴であれば、中敷きを外し、靴とは別に乾燥させることが速乾のポイントです。

見た目では中敷きが外れないように見えることもありますが、靴の土踏まず部分を湾曲させることで簡単に外れることがありますので、試してみてください。

1.　新聞紙を使用する

新聞紙を靴の中に詰める方法は、水分吸収の古典的な手法です。新聞紙は靴の水分を取り除いてくれます。

2. キッチンペーパーを利用する

新聞紙の代わりにキッチンペーパーを使う方法があります。

私の経験から言えることは、新聞紙よりもキッチンペーパーの方が圧倒的に吸水力が優れているということです。

キッチンペーパーの吸水効果は非常に高く、さらにインクが移る心配もありませんので、おすすめです。

■ 靴を乾かす際の新聞紙やキッチンペーパーの詰め方のコツ

新聞紙やキッチンペーパーを詰める際には、できるだけ隙間なく詰めることが大切です。

隙間なく詰めれば詰めるほど、靴の水分を効率的に吸収します。

詰めた新聞紙やキッチンペーパーは湿気を吸収するため、湿ってきます。

最初は約20分程度で確認しましょう。

湿ってきたら新しい新聞紙やキッチンペーパーに取り替えます。

数回の取り替えを繰り返すと、新聞紙やキッチンペーパーはあまり湿らなくなるので、その後は詰めたまま放置して問題ありません。

■ 長靴やブーツの場合、ペットボトルを逆さまにする

可能であれば中敷を外します。

靴の内外をタオルなどでしっかり拭き、水分を取り除きます。

靴のつま先に、適切な大きさに切った新聞紙や丸めた新聞紙を隙間なく詰めます。

ペットボトルや高いビンなどを使用し、靴を逆さまにして設置します。

靴を素早く乾かすための秘訣

靴を迅速に乾かすための秘訣を紹介します。

どの方法も、事前にタオルや新聞紙などでできるだけ水分を取り除くことが重要です。

● スニーカーの場合、洗濯機の脱水機能を活用します。
● 新聞紙やキッチンタオルなどの紙類を使用して、靴の水分を効果的に取り除きます。

水分を事前に取り除くことで、乾燥にかかる時間を短縮できます。

靴の乾燥時の適切な配置

靴を乾燥させる際には、適切な配置が重要です。

一般的には、靴はつま先を下にして立てかけるのが基本です。
（ただし、長靴やブーツの場合は逆さまに配置します）

この際、靴が置かれる面には新聞紙や雑誌などを敷くことが必要です。

これにより、靴から滴り落ちた水分を紙が吸収し、靴の速やかな乾燥を助けます。

布類（タオルなど）を使用しないように注意が必要です。布は水分を保持し、つま先周りの乾燥を遅らせる可能性があるためです。

家にレンガがある場合、レンガの上に靴を置くと、レンガが水分を吸収し、効果的な乾燥を促進します。

1. ドライヤーを使って靴を迅速に乾燥

髪を乾かす際にドライヤーを使用することで速乾が可能ですが、濡れた靴も同じように風を当てることでスピーディに乾燥させることができます。

髪の毛と同じように、ドライヤーやヒーターの温風を活用すると、靴を効率的に迅速に乾燥させることができます。

ただし、温風を使う際は接着面が損傷する可能性があるため、ドライヤーを靴から少し離して風を当てましょう。

冷風の場合は近づけても問題ありません。

2. 扇風機で靴の乾燥時間を短縮

扇風機やサーキュレーターがある場合、これらを利用するのも効果的です。

ドライヤーよりは時間がかかりますが、靴をずっと風に当てておいても、ドライヤーのように熱風で靴を傷める心配はありません。

3. 布団乾燥機を使って靴を素早く乾燥

最近では、布団乾燥機には靴用のアタッチメント（部品）が同梱されているものもあります。

ただし、アタッチメントがなくても、自宅にあるアイテムを使用して手軽に乾燥できます。

■ 布団乾燥機を使用した靴の乾燥方法

ゴミ袋を用意し、いくつかの小さな穴を開けます。

乾燥させたい靴をゴミ袋に入れます。

袋の口をガムテープで固定します（緩くても大丈夫）。

布団乾燥機のスイッチを入れます。

以上の手順で靴を乾燥させることができます。

穴から湿気と匂いが逃げるため、行う際には部屋を換気しましょう。

私たちの家では、スニーカーの場合、ゴミ袋は使用せず、洗浄した靴をそのまま送風部に近づけています。

ただし、ドライヤーと同様に、温風の温度には十分な注意が必要です。

特に革靴の場合は様子を見ながら行いましょう。

4. カイロを使って靴を迅速に乾燥

新聞紙やキッチンペーパーを使った方法は手軽で便利ですが、デメリットが存在します。

それは、紙が吸水能力に限界があるため、頻繁に取り替える必要があることです。

取り替えが煩わしい場合、カイロを利用する方法は非常に便利です。

以前テレビ番組で紹介された、カイロを用いた靴の乾燥方法を試してみました。

靴に使い捨てカイロで熱を供給し、水蒸気を発散させるという原理です。

■ カイロを用いた濡れた靴の乾燥方法
● 必要なもの：レギュラーサイズのカイロ2つ

カイロを1つずつ靴に入れるために、カイロの袋を開けます。

靴にカイロを入れたら、そのまま放置します。

カイロを一度使うと、靴が放置されていても熱が持続し、驚くほど早く靴を乾燥させてくれました。

私のNIKEのジョギングシューズは、脱水機にかけてから試してみましたが、6時間後に確認したところ、完全に乾燥していました。

もしかしたらもっと早く乾いていたかもしれませんが、その間はほぼ放置でした。

カイロは靴用の小さいものではなく、一般的な長方形のものを使用しました。

ただし、前述のドライヤーと同様に、温風によって接着面が剥がれる可能性があるため、高級な靴に使用する場合は注意が必要です。

室内での靴の乾燥について工夫する

■ 靴の乾燥場所
室内で靴を乾燥させる場合、できるだけ暖かい場所に置くことが乾燥を促進します。

夏季の場合、室内のエアコンを除湿モードに切り替えることが有効です。

季節や環境に応じて、お風呂場での靴の乾燥に換気扇を活用するのも効果的です。

■ 乾燥剤の使用
食品のパッケージに同梱されている乾燥剤を集めて、靴の中に入れると湿度を低下させるのに役立ちます。

最近では、百均やドラッグストアで靴用の乾燥剤が入手可能です。

梅雨時や台風の多い季節に備えて、予め購入しておくことが便利です。

■ 靴用の乾燥機を検討する
通勤や通学、仕事などで頻繁に濡れることがある場合、靴用の乾燥機を活用することは非常に便利です。

単なる乾燥専用のものは手頃な価格で入手可能です。

また、最近では靴の脱臭、除菌、乾燥などが一体化した高性能なシューズ乾燥機も人気です。

靴の乾燥後に残る臭いに対処

靴を乾燥させた後に、なお靴の中に残る不快な臭いにお悩みの場合、以下の方法をお試しください。

10円玉を靴内に入れる： 靴に10円玉を入れるだけで、簡単に消臭できます。

消臭スプレーを利用する： 除菌効果もあるファブリーズなどの消臭スプレーを使うのもおすすめです。ただし、ファブリーズの用途には「衣類・布製品用」と記載されていますので、靴に使用する際はご注意ください。香りを残さないタイプのファブリーズもあります。

我が家ではファブリーズを積極的に使用しており、各部屋にボトルを配置し、定期的に除菌と消臭を行っています。大容量のボトルを利用すると経済的です。また、男性向けのファブリーズも選択肢に入れてみてください。

濡れたスニーカーや靴を室内で迅速に乾かす方法のまとめ

日本の気候では、梅雨や雪など、靴が濡れる機会が多いことがあります。しかし、適切な方法を用いれば、濡れた靴を簡単に迅速に乾燥させることができます。

重要なのは次のコツです。

“水分を徹底的に排除すること”

これを理解すれば、スニーカーや革靴など、どんな靴でも簡単に一晩で乾燥させることができます。ぜひ試してみてください。