自宅でカビが生えたカーテンを洗う方法は意外と簡単です。この記事では、カビを効果的に取り除く4つの方法と、洗濯機での洗い方をご紹介します。
特に、カビが発生しやすい窓際のカーテンに注目し、冬の結露や夏の湿気、外からのホコリが原因でカビが生えることが多いため、その対策を詳しく解説します。
また、洗濯時のポイントや失敗しないコツも併せてお伝えします。
目次
家庭で洗える！カビがついたカーテンのお手入れ方法
普段からホコリやハウスダストで汚れやすい窓際のカーテンは、お手入れが後回しになりがちです。
しかし、気づかぬうちにカビが生えてしまうこともあります。
湿気が多い梅雨時や、冬の結露が原因でカビが増殖しやすく、これがアレルギー症状を引き起こすこともあります。
こちらの記事では、普通の洗濯では落ちにくいカビを効果的に取り除く方法を紹介しています。
カビ付きカーテンの洗濯手順
カビがついたカーテンの洗い方は以下の手順で行います：
カーテンのホコリを落とす。
カビのある部分を特別に扱う。
カビが表に出るようにカーテンを畳み、洗濯ネットに入れる。
普段通り洗濯する。
これらの手順は意外と簡単です。また、カーテンを洗っている間に、カーテンレールや窓枠の掃除もお忘れなく。綺麗になったカーテンを、ホコリがついたカーテンレールや汚れた窓枠に再び掛けるのは避けたいですよね。
カーテンを外した際に、そのタイミングで掃除をするか、洗濯が終わるまでの間に掃除をすると効果的です。カーテンレールと窓枠を綺麗に保つことで、より清潔な室内環境を維持できます。
カーテンの洗濯表示をチェックして洗濯可能か確認しよう
カーテンの素材によって、洗濯方法は異なります。カーテンが自宅で洗濯できるかどうかを知るためには、まず洗濯表示タグをチェックしましょう。素材や加工方法によって、洗濯可能かどうかが決まるため、このチェックは重要です。
■ 自宅で洗濯可能なカーテン
手洗い可能
洗濯機使用可能
■ 自宅での洗濯が難しいカーテン
水洗い不可
水洗い不可の表示があるカーテンは、専門のクリーニング店でのお手入れをおすすめします。
カーテンのカビ除去方法：4つのステップ
カビは早めに取り除くことが大切です。カビの程度に合わせて、次の4つのステップを試してみてください。
1. カビの拭き取り方
軽度のカビは、熱湯を含んだタオルで拭き取ると効果的です。カビが付いている面の裏側にもタオルを当て、軽く叩くことで、カビをタオルに移すことができます。
この方法は、洋服のシミ取りにも応用されます。
2. エタノールを利用したカビ除去
市販のエタノール（キッチン用アルコールスプレーも可）を用いてカビを取り除きます。
エタノールを歯ブラシや綿棒に付け、カーテンの裏側にタオルを当ててから、カビがついている部分を軽く叩いて除去します。
3. 酵素系漂白剤によるカビ取り
液体または粉末の酵素系漂白剤を使用します。まず、薄めた漂白剤をカーテンの目立たない部分で試して、色落ちがないかを確認してください。
その後、漂白剤を含ませた綿棒やブラシで、カビに直接叩きつけて除去します。効果が見られれば、同様の処理を繰り返します。
4. カビ専用クリーナーの活用
頑固なカビには、カビ専用クリーナーの使用が効果的です。しかし、クリーナーには漂白作用があるため、色付きのカーテンでは色落ちに注意が必要です。
■ カビクリーナーの使い方
カビのある部分の裏側にタオルを当てます。カビが小さな点で散らばっている場合は、カビクリーナーを綿棒や歯ブラシに付けて直接叩きつけます。
広範囲にカビがある場合は、クリーナーを吹きかけた後、数分間放置してから、汚れを軽く叩いて除去します。
洗濯機を使ってカビがついたカーテンを洗う方法
カビを取り除いたら、次はカーテンを洗濯機で洗いましょう。カーテンの洗濯表示が「洗濯機使用可能」であれば、洗濯機で洗うことができます。
洗い方はシンプルで、カーテンを洗濯槽に入れ、洗剤と漂白剤を適量加えてスイッチを入れるだけです。カビの前処理が完了すれば、後は普段通りの洗濯でOKです。
POINT！
日光でダメージを受けやすいカーテンは、生地が弱っている可能性があります。目立たない部分を少し引っ張ってみて、生地が脆い場合は手洗いを選ぶ方が良いでしょう。
1．カーテンフックの取り扱い
洗濯する前にカーテンフックを外しましょう。フックをつけたまま洗濯すると、洗濯機を傷つけたり、カーテンが破れる原因になることがあります。縫い付けられたフックは、内側に折り込んで露出しないようにします。
POINT！
カーテンフックは意外と汚れていることが多いです。私はカーテン洗いの際、フックを先に手洗いして、下着用の洗濯ネットに入れて一緒に洗うことがあります。
2．洗濯ネットへの収め方
カーテンを洗濯機に入れる際は、シワを防ぐために丁寧に折りたたむことが大切です。洗濯ネットに入れる際には「屏風たたみ」が効果的です。
この方法では、屏風のように交互に折りたたむことで、洗濯液が均等に行き渡り、洗濯後の形が整いやすくなります。
また、洗濯ネットは洗濯中の生地の乱れを防ぐために使います。
■ 洗濯ネットがないときの対応
大きな洗濯ネットがない場合でも、カーテンを上手に洗濯槽に収める工夫が必要です。「屏風たたみ」できれいに折りたたむことが重要です。
無造作に洗濯槽に入れると、乾燥時にシワが残り、取り除くのが大変になります。
3．洗濯機での予洗いのコツ
洗濯機でカーテンを洗う時は、水流が穏やかな「手洗いモード」や「ドライコース」を選びましょう。汚れがこびりつきやすいカーテンは、予洗いすることでよりきれいになります。
洗濯槽にカーテンを入れて水、洗剤、漂白剤を加えた後、2～3分間運転してから30分から1時間ほど放置します。
POINT！
予洗いは1時間以内にしましょう。長すぎると、浮いた汚れが再びカーテンに付着することがあります。
POINT！
消臭や抗菌効果のある洗剤を使うと、カーテンがより長く清潔を保てます。
予洗い後は、一時停止を解除して通常の洗濯に移ります。
急いでいる場合や軽い汚れのみなら、予洗いは省略しても大丈夫です。
4．カーテンの干し方のポイント
洗濯したカーテンは、脱水後すぐにカーテンレールに戻して吊るし干しにします。この方法で、カーテンの重みがシワを自然に伸ばし、手間を省くことができます。
晴れた日は窓を開けて乾かすと早く乾きます。
室内で干す場合は、暖房や除湿機能を利用したり、扇風機で風を当てると良いでしょう。
カーテンのお手入れとカビ予防のまとめ
カーテンには特に黒カビが生えやすく、窓や網戸からの汚れも付きやすいです。窓辺を定期的に掃除することで、カビ予防になります。
大きなカーテンを頻繁に洗うのは大変ですが、洗濯が難しい時は消臭・除菌スプレーを使うのも一つの方法です。
日常のちょっとしたケアで、カーテンを清潔に保ち、快適な室内環境を維持しましょう。
