夏のドライブでは、避けられない車内の高温に悩まされます。車のドアを開けると熱波が押し寄せ、乗るのが億劫になることもあります。そんな時に役立つ、車内の暑さを軽減する対策とアイテムを紹介します。
目次
車内を涼しく保つ4つの対策
車内の高温に対抗するための効果的な対策を4つ紹介します。これらを実行することで、厳しい暑さから解放されます。
<暑さ対策4選>
車のドアと窓を完全に開ける
強力なエアコン設定を利用する
車体に水をかける
駐車中に窓を少しだけ開けておく
以下で、これらの対策について詳しく説明します。
全窓全開で換気
車のドアと窓をすべて開けることは、熱気を素早く外に逃がす最も基本的な方法です。特に、真夏の車内温度が50度を超えることもあるため、可能な限り外の涼しい空気を取り入れることが重要です。複数の窓を開けることで、風の流れを作り、熱気を効率的に外に出します。
エアコンで迅速に冷却
窓を全開にした状態でエアコンを強風に設定し、外気を取り入れる設定にすることで、車内の熱気を効果的に排出しながら涼しい空気を取り込むことができます。運転を開始した直後は多少暑さを感じるかもしれませんが、数分後には車内が快適な温度に落ち着きます。
車体への冷水散布
自宅の駐車場や他車に迷惑がかからない場所で、車体に冷たい水をかけるのも有効な手段です。ペットボトルの水を使う方法もありますが、より広範囲に迅速に冷却するにはホースから直接水をかける方が効果的です。
駐車時に窓をわずかに開ける効果
JAFが行った実験によれば、駐車中に窓を数センチメートル開けておくだけで、車内温度を45度以下に抑えることができます。安全を考慮して、窓を3センチメートルほど開けることが推奨されています。これにより、車内に熱がこもるのを防ぎます。
ただし、防犯に注意して、窓を大きく開けすぎないようにしましょう。外から手が入らないよう、また貴重品が見えないように配慮することが大切です。
車内の温度を効果的に下げる6つのアイテム
車内を涼しく保つためには、基本的な対策と合わせて特定のアイテムを活用すると良いでしょう。以下に、車内の冷却に役立つ6つのアイテムを紹介します。
サンシェード
夏用カーシート
車用扇風機
ハンドルカバー
遮光カーテン
断熱フィルム
これらのアイテムの具体的な使用方法を次に説明します。
①サンシェードの利用
サンシェードを車のフロントガラスや窓に取り付けることで、直射日光を遮断し、車内温度の上昇を防ぎます。特にアルミニウム製や白、銀色の反射性の高いサンシェードは日差しを効果的に反射し、冷却効果が高まります。
手軽に購入でき、取り付けも簡単で、100円ショップなどでも入手可能です。吸盤付きのモデルなら、取り付けも手軽にできます。
②夏用カーシートの活用
夏用カーシートは、運転中の不快感を軽減するのに役立ちます。通常のカーシートが使用しているレザーやファブリック素材と異なり、通気性に優れたメッシュ素材でできているため、蒸れを防ぎます。
送風機能付きのカーシートもあり、運転開始直後から涼しさを提供します。価格も手ごろで、一枚あたり2,000円から3,000円程度で入手できるものがあり、コストパフォーマンスに優れています。
③車用扇風機の活用
車内で使用する扇風機は、エアコンの冷気をより均一に分配する役割を果たします。これにはシガーソケットから電源を供給するタイプや、充電式のモデルがあり、どちらもコンパクトな設計ですので、運転席周辺に置いても視界を遮ることがありません。
特に、後部座席はエアコンの風が届きにくいことが多いため、小さな子供が座るときには、扇風機を用いて空気を効果的に循環させることが重要です。これにより、車内の熱中症リスクを低減できます。
④ハンドルカバーを使用して
炎天下で駐車した後のハンドルは非常に熱くなりがちです。この熱さを軽減するために遮熱性に優れたハンドルカバーを使用すると効果的です。これにより、運転時のハンドルの熱を防ぎ、やけどのリスクを減らすことができます。
ハンドルカバーは車内装飾としても機能し、デザインの変更で新しい雰囲気を楽しむこともできます。また、一時的な対策としてハンドルにタオルをかけておくだけでも遮熱効果があります。
⑤遮光カーテンの設置
日差しを手軽に遮る遮光カーテンは、特にミニバンなどで便利です。オプションで電動カーテンが設置可能な車種も多く、ボタン一つで簡単に開閉できます。
運転安全性を確保するため、遮光カーテンの透明度が法規制を下回らないように注意が必要です。運転中はカーテンを開けて視界を保つことが大切で、違反すると罰金や減点の対象になることがあります。
⑥断熱フィルムの利用
車内の温度上昇を効果的に抑える断熱フィルムは、特に夏場におすすめです。赤外線カットタイプは、夏の強い日差しを遮断し、紫外線防止効果もあります。窓ガラスにこのフィルムを施すことで、車内がより快適に保たれます。
車内の暑さ対策全ガイド
上記で紹介した10の車内暑さ対策をぜひ試してみてください。特に専用のアイテムを用意しなくてもできる対策が多いため、すぐにでも実行可能です。
また、断熱フィルムの使用に際しては、その透過率に注意が必要です。特にフロントガラスや運転席周りには、透明性を保ちつつ断熱効果があるタイプを選ぶことが推奨されます。これにより、運転の安全性と視界を確保しながら、車内の温度上昇を効果的に抑えることができます。
車の使用環境を快適に保つためには、エアコンの定期的なメンテナンスも忘れてはなりません。宮古島での旅行では、私たちが提供するオープンタイプの車種を含む、様々な車種がご利用いただけます。快適なドライブをぜひお楽しみください。