カビの原因と効果的な予防方法

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カビの原因とは?

カビが繁殖しやすい環境とは?

効果的なカビの予防方法をご紹介します。

煩わしいカビ、どうして発生するのでしょうか?

その謎を解明し、効果的な予防策をお伝えします。

カビの原因とは?

どんなに掃除をしても、なぜかカビが再び現れることがありますよね。

シャワーカーテンやタイルの目地にカビの跡が見られることがよくあります。

その中でも特によく見かけるのが、「黒カビ」です。

お手入れを怠らないのに、なぜ黒カビが発生するのか、その理由を解明します。

カビとは?

カビは、黒い斑点や塊として見られる微生物です。

多くの種類が存在しますが、家庭でよく見かけるのは「クロカワカビ」と呼ばれるものです。

特に結露が生じやすい場所で繁殖しやすいです。

カビは空中に存在し、その中でも最も一般的な存在です。

カビの発生原因は何か?

カビはもともと土壌に生息する微生物で、土から空中に飛散し、家の中のさまざまな場所で増殖します。

カビはキノコや酵母と同じカテゴリーに分類される生物です。

カビは他の生物や有機物から栄養を摂取し、成長します。

カビの胞子は空中を漂い、どこからか飛んできます。

浴室、壁、洋服、食品など、家中の至る所に付着し、増殖していきます。

そして、細長い菌糸を伸ばして、付着した物体の表面に拡がり、新たな胞子を放出し、新たな場所に広がっていきます。

これは少し不気味な感じがしますね。

もし家中でカビが頻繁に発生する場合、その汚染源は家の中に潜んでいる可能性があることを考慮すべきです。

カビの潜在的なリスク

黒カビそのものは毒性を持たないようですが、喘息やアレルギーの原因になることがあります。

浴室にカビが生える理由は?

カビの胞子は風に乗って常に空中に存在し、私たちは日常的にこれらの胞子を吸い込んでいます。

「家の中でカビが生えやすい場所は何か?」と尋ねられた場合、浴室が最も一般的な答えでしょう。そして、多くの人が浴室にカビが生える原因を「湿度が高いから」と誤解していますが、実際には湿度だけが問題ではありません。

カビの繁殖条件

カビは、「栄養」「温度」「湿度」「水」の4つの条件が揃い、「空気」が存在すると繁殖します。そのため、浴室はカビにとって理想的な場所と言えます。

カビの繁殖条件は以下の通りです:

栄養:皮脂や石鹸カスなどの有機物
温度:20℃以上30℃未満
湿度:70%以上
水:壁や床、棚、シャワーカーテンなどにたまった水滴

「栄養」とは、浴室内での入浴や洗浄時に発生する皮脂や石鹸の残留物を指します。これらがカビの栄養源となります。

温度は、入浴によって浴室内の温度が上昇し、繁殖条件を整えます。

湿度については言うまでもありません。

浴室のカビ対策

カビが繁殖するには「栄養」「温度」「湿度」「水」「空気」が必要です。逆に言えば、これらの条件の一つでも欠ければ、カビは繁殖しません。これらの条件への対策を順番にご紹介します。

カビの栄養源を断つ方法

カビが好む栄養源(皮脂、石鹸カス、髪の毛など)を残さないために、お風呂上がりに壁や床をシャワーで洗い流しましょう。

POINT!
入浴前に、壁や床に事前にシャワーをかけておくと、体を洗う際に飛び散る皮脂や垢が付着しにくくなります。

温度を下げる方法は水シャワー?

一般的に、「お風呂上がりに風呂の壁や床を水のシャワーで流す」というのは、カビ対策として頻繁に言われます。

これは、浴室内の温度を下げ、カビの繁殖を防ぐための方法です。

ただし、実際にこの方法がどれほど効果的かは疑問が残ります。

カビは5℃から45℃の温度範囲で発育し、25℃から28℃の温度が最も繁殖に適しています。

一般的な屋内の環境において、水シャワーを浴室内にかけたとしても、徐々に温度は元に戻り、カビの繁殖に適した条件が整いやすくなります。

ただし、前述のようにシャワーで洗い流すことでカビの栄養源を排除するのは効果的です。その意味でも、最後に水シャワーをかけることは良いことだと言えます。

湿度を下げる方法

浴室内の湿度をコントロールするための方法です。

お風呂が乾くまでしっかり換気する
お風呂上がりにタオルで水分を拭き取る
スクイージーを使って水分を取り除く
浴槽にお湯を残す場合はフタを閉める

ただし、浴槽にお湯や水をためてフタをする場合、注意が必要です。

フタを閉めることでフタ自体が湿度にさらされ、カビや「ピンクのヌルヌル」が発生しやすくなる可能性があります。

フタの掃除にも気を使う必要があるでしょう。

水をためない工夫が必要

お風呂場で一番カビが発生しやすい場所はどこでしょうか?

カビはいろいろな場所に生えますが、特に浴槽と壁・床のシリコン部分、ドアのパッキン、浴槽の蓋、天井などでよく見かけます。ユニットバスの場合、シャワーカーテンもカビの発生源となりやすいです。

これらの場所で共通する特徴は、

「水がたまりやすいこと」です。

水滴がたまるほど、カビの発生が促進されると言えます。換気扇を回すことで浴室内の湿度を下げることはできますが、たまった水滴はすぐには乾燥しません。カビの発生を防ぐためには、浴室内にたまった水をしっかり拭き取り、カビの発生源を取り除くことが大切です。

私たちの家では、お風呂上がりにスクイージーで水を切ってから吸水タオルで拭く習慣があります。忙しい時でも、スクイージーだけでも十分効果がありますよ。

まとめ

頑固な黒カビに悩まれている方へ。

黒カビは低温・乾燥に強いため、予防が肝心です。

浴室は湿度が高く、比較的高温になりやすい環境です。そのため、カビにとっては理想的な場所と言えます。

カビが繁殖する条件は「栄養」「温度」「湿度」「水」に加えて「空気」が必要です。

これらの条件を断つことで、カビの繁殖を防ぐことができます。

毎日のお風呂掃除や水滴の処理を怠らず、清潔を保つことが大切です。

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