2人での入居が家賃を引き上げるという決まりはありません。
ただし、2人入居が認められる物件は、オーナーにとってリスクが高まるため、家賃が若干高めに設定されることがあります。
2人が異なるタイミングで入居しても問題ありませんが、具体的な契約方法は物件やオーナーによって異なります。
失敗や後悔のないように、信頼できる不動産業者に相談して、物件選びを行いましょう。
この記事では、
2人での入居が家賃に与える影響や
2人入居の手続きやルール
について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
2人入居でも家賃は上がらない？ 快適な共同生活のポイント
2人で暮らすからといって家賃が上がるということはありません。
たとえば、月額5万円のアパートでも、2人で同居しても月額10万円にはなりませんので、安心してください。
ただし、2人入居が可能な物件は、一般的な家賃よりも高く設定され、審査も厳しいと言われています。
2人入居について、詳しく見ていきましょう。
まず、「2人入居可」とはどのような意味かを紹介します。
物件には、「単身」「2人入居可」「ルームシェア可」などの条件があります。
「単身」の物件には、2人以上住むことはできません。
同棲も禁止されており、もし秘密で同棲していたとしても、バレたら即退去させられるか、契約が更新されなくなるかもしれません。
「ルームシェア可」の物件なら、恋人や友人、会社の同僚などと住むことができますが、「2人入居可」は少し厄介です。
なぜなら、「2人」とは夫婦や兄弟など、血縁関係を持つ場合があるからです。
この場合、結婚前の恋人の場合、入居を許可されないことがあります。
もちろん、恋人や友人を含めた「2人入居」を認める物件もあります。
そのため、「2人入居可」と書かれていても、仲介業者や物件のオーナーに確認してから検討するようにしましょう。
それでは、なぜ「2人入居可」の家賃が高く、審査が厳しいのでしょうか？
その理由は簡単です。
恋人同士なら、別れる可能性があるからです。
別れると家賃が高額になって払えなくなることがあり、滞納される恐れがあるからです。
また、片方だけが契約者の場合、別れた後、契約者の方が家を出て行ってしまうとトラブルに発展する可能性もあります。
単身やファミリーのようにリスクが高い2人入居に対し、「本当にこの人たちに貸して大丈夫なのか？」とオーナーは考えます。
家賃を高く設定することで、2人入居を制限し、借り手を厳選しているのです。
そのため、家賃もやや高めに、審査も厳しく行われています。
ただし、二人で住むから家賃が倍になるということはありません。
契約前に仲介業者に「この家賃は一人ずつの金額ではないですよね？」と確認することで、安心できます。
部屋の広さや設備によって家賃も変わるので、2人の収入に合った物件を探してみてください。
2人入居可の後からの入居は可能？手続きやルールを解説
2人での入居において、入居時期が異なっていても問題ありません。
契約時に「もう1人が数ヶ月後に入居予定です」と伝えておくことが重要です。
手続きに関しては、物件やオーナーによって異なるため、指示に従いましょう。
仲介業者やオーナーから、必要な手続きについて案内があります。
手続きに関する注意点は1つあります。それは、契約者と保証人についてです。
2人入居の場合、以下の3つのパターンが考えられます。
1人が契約者で、保証人もその1人のみが必要な場合
1人が契約者で、保証人は契約者と同居人の2人分が必要な場合
2人がそれぞれ契約者となる場合
契約方法や保証人の選定方法は物件やオーナーによって異なります。
借りる物件についてよく確認しましょう。
保証人の準備が間に合わずに、審査に通らない…といった事態を避けるためにも、早めに準備を整えておくことが重要です。
後から入居する人が契約するタイミングについても確認しておきましょう。
契約に関しては、多くの場合、オーナーと直接話すのではなく、仲介業者を通じて行われます。
信頼できる仲介業者であれば、オーナーとのコミュニケーションを円滑に進めてくれます。
もし仲介業者の対応に不満がある場合は、別の仲介業者に変えることも可能です。
物件を決める前に、慎重に調査して後悔や失敗のないようにしましょう。
まとめ
2人で入居するからと言って、必ずしも家賃が上がるとは限りません。
ただし、2人入居可の物件は、オーナーにとってリスクが高いため、家賃が高く設定されています。
また、審査も厳しいため、保証人などの準備が必要です。
2人の入居時期がずれていても問題ありませんが、契約方法については物件やオーナーによって異なることがあります。
契約者が1人だけの場合と2人とも契約者になる場合があります。
失敗や後悔のない物件選びをするために、信頼できる仲介業者に相談しましょう。
