年末は大掃除だけでなく新年の準備も重なり、何かと忙しい時期です。しかし、効率よく時間を短縮して大掃除を終えるための方法をご紹介しますので、一人での作業でも安心してください。以下で、ひとりでもできる大掃除の効果的な進め方を説明します。
目次
掃除を開始する部屋の選び方が重要
大掃除を効率良く行うためには、スタートする部屋を選ぶことが非常に重要です。
多くの人が「計画を立てて、リストを作成する」と助言しますが、実際には忙しい時期にそれらを準備するのは難しいものです。そこで、気づいた時にすぐに取り掛かれることから始めるのがおすすめです。
まずは、不要なものを捨てることから手をつけましょう。ここでいう断捨離は複雑なものでなくても大丈夫です。目に付く余計な物やゴミを積極的に捨てていくことから始めます。例えば生ゴミ、新聞、空き缶、空き瓶、資源ごみなどです。
次に、クローゼットにそのままになっている夏服なども見直し、不要であれば思い切って捨てることがポイントです。物を減らすことで、掃除が格段にしやすくなります。
再度強調しますが、
「重要なのは、まず捨てること!」
部屋が整理されると、掃除自体も楽になります。家が散らかっている主な原因は不要な物が多いからです。また、雑誌などは今は電子版で簡単に手に入るので、物理的なスペースを取っているものは処分することをお勧めします。
大掃除の最大の魅力は、使わないものを一掃できることにあります。目にした瞬間に「これは捨てよう」と思ったものがあれば、躊躇せずに捨ててください。周囲を整理するだけで、心もスッキリし、まるで新たに大掃除をしたかのような気分になれます。
大掃除をスムーズに進めるための段階的アプローチ!
まず、不要なものの整理から取り掛かります。机の上や床、テーブルに散乱している衣類や日用品を始め、整理整頓してください。衣服やスキンケア商品、文房具などをそれぞれ定められた場所へ戻しましょう。
効果的に整理するためには、大きいものから順に手を付けることがポイントです。例えば、ジャケットやカバン、書籍などの大きなアイテムを先に片付けることで、部屋が一気にすっきりと見えるようになります。
不用品の処分と整理が終わったら、いよいよ掃除に移ります。この時点で部屋はもう格段に綺麗になっているはずです。
掃除を始める場所としては、後で通ることのない場所からスタートするのが最適です。
たとえば、バスルームは掃除後に使用することがなければ最初に掃除し、キッチンや玄関、トイレなどは後回しにすると効率的です。これらの場所は掃除中に何度も行き来することで汚れやすいためです。
掃除の順序は以下の通りです:
バスルーム
寝室やリビングなどの部屋
キッチン
玄関
一人暮らしでも応用可能!「奥から高い所から」で掃除を
掃除の基本として、「もう通らない場所から始める」ことがあります。これに従ってバスルームからスタートし、リビング、キッチン、最後に玄関と進むのは、「奥から手前へ」という原則に基づいています。
掃除の基本法則その1:「奥から手前へ」
家の中を掃除する際には、部屋の奥から手前、つまり玄関方向へとホコリやゴミを掃除していく方法があります。この方式を取ることで、部屋全体を効率よく綺麗にすることができます。
掃除の鉄則その2:「高いところから掃除を始める」
掃除をする際には「高い場所から始める」というのが、世界共通の基本原則です。これは重力の法則を利用したもので、ホコリやゴミは常に上から下に落ちるため、下の部分を先に掃除してしまうと、その後の作業で落ちたホコリで再び汚れることがあります。
部屋を掃除する際には、天井や高い棚から作業を始め、次に壁、窓と進み、最後に床を掃除するのが効果的です。天井が特にない場合は壁から始めましょう。キッチンでは、シンクを洗う前に換気扇を掃除し、ベランダでは床の掃除前に網戸や手すりを綺麗にします。
もし2階建ての家であれば、2階の奥から始めて廊下や階段を通って下に降りていくと、ホコリが下の階に自然と移動します。その後、バスルーム、他の部屋、キッチン、最終的に玄関と順に掃除を進めるとよいでしょう。
ワンフロアの住宅でも、掃除を始める際には「もう通らない場所」や家の奥の部屋から始めるのが効果的です。常に高い位置の物から掃除を開始してください。
大掃除の効率的な進め方
◆まずはゴミの処分と整理から始めます。
◆掃除は「奥から、そして高いところから」順に行います。
これらのポイントを抑えれば、大掃除をより効率的に進めることができます。全てを一日で終えるもよし、必要に応じて作業を次の日に持ち越すもよしです。
また、網戸や換気扇の清掃、カーテンの洗濯は暖かくなってから行うのがおすすめです。気候に合わせて大掃除を計画し、快適な住環境を整えましょう。