室内干しの洗濯物臭の原因と、即座に取り除く方法

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屋外ではなく、屋内で洗濯物を干す人が増加している理由と、気になる臭いの原因について説明します。また、室内干しの洗濯物臭を即座に取り除く方法についてもご紹介します。

洗濯物を室内干しする人々が気にする臭い

近年、一年中を通じて、洗濯物を室内で干す人が増えています。私自身も、大型のアイテム(シーツや毛布以外)を室内で干すことが多くなりました。

洗濯物を外に干すと、太陽の香りが残るのが魅力でしたが、花粉、黄砂、砂埃、PM2.5などの問題も考慮し、外干しを避けるようになりました。

室内干しの支持者に話を聞いてみると、外干しを避ける理由はおおよそ以下の3つです。

〈外で干さない理由〉
・花粉、黄砂、砂埃、PM2.5などを避けるため
・雨や梅雨時、夏の急な豪雨への対策
・学校や仕事から遅く帰宅する際、外干しでは湿気が問題

また、美観を損ねないように、マンションなどが洗濯物の干し方を制限していることもあるでしょう。

さらに、生活様式が変わり、夜に洗濯をしてから、ドラム式乾燥機を使って乾燥させる人々も増加しています。これらの理由から、「洗濯物は室内干し」という傾向が急速に広まっています。

室内干し時の臭いの原因

室内干しの際に多くの人が感じることがあります。それは、室内干し独特の臭いです。

「洗濯物はしっかり洗ったのに、なんだか臭う…」と感じることがありますね。

実は、これは汚れと細菌に関連する「生乾き」の臭いなのです。

室内干しの臭いの元凶は雑菌

室内で洗濯物を干す際、特有の臭いが気になることがあります。これは生乾きの臭いとも呼ばれ、洗濯物を干しても充分に乾かない状態を指します。洗濯物が適切に乾かれないまま湿った状態が長く続くと、生乾きの臭いが発生します。

この特有の臭いは、洗濯物に残った雑菌や有害な菌が湿気を含んで繁殖することによって生じます。洗濯物が水分を含んだまま時間が経過したり、汚れや汗などが完全に取り除かれなかったりすると、雑菌が繁殖し、生乾きの臭いが発生します。例えば、汗をかいた服を何日も放置すると、同じように雑菌が増殖し、生乾きの臭いが広がることがあります。

つまり、臭いの元凶である雑菌は、洗濯物の汚れと密接に関係しているのです。従って、雑菌の増殖を抑制することで、部屋干しの臭い、つまり生乾きの臭いを防ぐことが可能です。

室内干しの洗濯物の臭いを即座に解消する方法

臭いの原因は雑菌ですが、洗濯物の汚れが洗濯時に完全に取り除かれると考えるのは誤りです。湿度を含んで雑菌が繁殖することを防ぐためには、洗濯前から注意が必要です。

洗濯の際の留意点

汚れた衣類を洗う前に、どのように保管していますか?

例えば、汗をかいた下着や一日中着用した汗ばんだTシャツなどの衣類を、通気性の悪いカゴやランドリーバッグに入れたままにしていませんか?

実は、これらの保管場所の環境も、雑菌の繁殖を助長する原因となることがあります。雑菌の繁殖を防ぐためには、洗濯の前、洗濯を行う際、そして洗濯の後、それぞれに気を配る必要があります。臭いの原因である雑菌や有害な菌の繁殖を抑制するために、洗濯時に留意すべきポイントが3つあります。

■ 雑菌や有害な菌の繁殖を抑える3つのポイント
1 【洗濯の前】: 洗濯機内に雑菌を持ち込まない

2 【洗濯を行う際】: 洗濯機や洗濯物に雑菌を残さない

3 【洗濯の後】: 洗濯物が干されている間に雑菌を繁殖させない

【洗濯の前】: 洗濯機内に雑菌を持ち込まない

着用した衣類には、皮脂や汗から生じた無数の雑菌が付着しています。これらの雑菌は湿ったまま放置すると自然に増殖し、特に通気性の悪い保管場所ではますます増殖が進みます。

このため、使用済みのバスタオルは吊るし、着用済みの衣類は通気性の高いカゴなどに入れるように心がけましょう。また、洗濯機に直接衣類を入れる習慣がある場合は、すぐに改善することが大切です。なぜなら、湿度が高い洗濯機内で雑菌が増殖するため、衣類を長時間放置することは避けるべきです。

通気性の問題だけでなく、汚れた衣類の雑菌が洗濯機内に付着し、そこから洗濯物への雑菌侵入につながる可能性もあるため、できるだけ早く洗濯を行うよう心掛けましょう。もし汗をかいた衣類をすぐに洗うことが難しい場合は、衣類用の除菌・消臭スプレーを使用することもおすすめです。ただし、消臭スプレーの効果は一時的なものであるため、できるだけ早い洗濯が望ましいです。

【洗濯をする際】:洗濯槽や洗濯物に雑菌を残さない

部屋干しの洗濯物を臭わせないためには、洗濯する際に以下のコツを守ることが大切です。

・ 除菌・抗菌効果のある洗剤を選ぶ

・ 詰め込み洗いは避ける

・ 頻繁に洗う

お風呂の残り湯を洗濯に利用することはできますが、残り湯には多くの雑菌が含まれているため、すすぎは必ず清潔な水道水で行いましょう。

■ 除菌・抗菌効果のある洗剤を選ぶ

最初に注目すべきは使用する洗剤です。

粉末洗剤を使用する場合、洗剤カスが残ると雑菌の繁殖を助ける原因になります。液体洗剤でも、目に見えない洗剤カスが残ることがあります。洗濯の際には、洗剤をしっかり溶かすよう心がけましょう。

雑菌の除去を確実に行いたい場合、酸素系漂白剤でつけ置きした後に洗うことをおすすめします。最近では「部屋干し用洗剤」が販売されており、多くの製品には酸素系漂白剤が含まれています。これらの製品を使用することで手軽に消臭対策ができます。また、肌に優しい天然成分を含む洗浄剤も選択肢に加えられます。

■ 詰め込み洗いは避ける

洗濯機に大量の洗濯物を一度に詰め込むと、洗浄時の水流が弱くなり、洗濯物が十分に洗われません。不十分な洗浄は、雑菌が好む皮脂などの蛋白汚れが残る原因となります。

■ 頻繁に洗う

できる限り頻繁に洗濯することが理想です。家族の人数やスケジュール、経済的な理由からまとめて洗うことがあるかもしれませんが、せっかくの洗濯で十分な洗浄が行えず、臭いが発生してしまうことがあります。少ない量を使ってもゆとりのある水流で洗うことを心がけましょう。

【洗濯の後】:干しているときに雑菌を増やさない

洗濯後、迅速な乾燥が肝要です。雑菌の繁殖を防ぐためには、できるだけ早く乾燥させる必要があります。

洗濯物を干す際には風通しの良い場所を選びましょう。例えば、部屋の端ではなく、部屋の中央や梁などが挙げられます。お風呂場での干し方を考える際には、換気扇を必ず運転させることが大切です。

洗濯物同士が密着しないようにし、適度な間隔を保つよう心がけましょう。また、エアコンの除湿モードを活用して素早く乾燥させるのも、雑菌対策に効果的です。

洗濯物の部屋干しの臭いの原因!すぐできる室内干し生乾き臭を取る方法 まとめ

部屋干しに伴う不快な臭いや生乾き臭の主な原因は、残った雑菌です。普段の洗濯にちょっとした工夫を加えることで、部屋干しの臭い対策を行えます。賢明な対策を施し、快適な日常を楽しんでください。

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