お風呂の残り湯を効果的に洗濯に利用する方法と節約のポイント

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お風呂の残り湯を洗濯機で有効に利用する方法について、お教えしましょう。また、この方法による節約ポイントについても詳しくご紹介いたします。

お風呂の残り湯を洗濯に利用する方法

お風呂の残り湯を洗濯に活用することは、節水にも環境にも非常に有益です。家電メーカーもこの方法を推奨し、一部の洗濯機には「残り湯洗濯コース」が備わっていることもあります。

しかし、洗濯機にこの機能がない場合、バケツやポンプを使用して残り湯を洗濯槽に移す必要があります。初めての残り湯洗濯では、お湯の使い方や洗剤の投入タイミングなどがわからないかもしれません。

まずは、洗濯に利用するお風呂の残り湯について詳しくご説明いたします。

お風呂の残り湯を洗濯に利用する正しい方法

単に「残り湯を使えばいい」と考えるだけでは、節水効果が得られる一方で、洗濯効果が低下してしまうかもしれません。お風呂の残り湯を洗濯に利用する際には、以下のポイントを守ることが大切です。

■ 残り湯の清潔さを保つ

残り湯を洗濯に利用する際は、お風呂に入る前から注意が必要です。入浴前には身体をよく洗い、浴槽内の髪の毛やゴミ、ホコリを取り除きましょう。

これによって、お風呂の残り湯ができる限り清潔に保たれ、汚れを心配することなく利用できます。

最後のすすぎには通常の水道水を使えば、残り湯の汚れも気にする必要はありません。

洗剤メーカーも残り湯を利用した洗濯を支持しており、安心して試してみてください。

■ 入浴剤と残り湯の扱い方

市販の入浴剤をお風呂で利用する際、その残り湯が洗濯に使用できるかどうかは、入浴剤のパッケージに記載されていることがあります。

しかしながら、入浴剤を使用したお湯はしばしば色とりどりの色合いを持ちます。鮮やかな入浴剤を使ったお湯で洗濯を行うと、白い衣類が染まる可能性があるため、色のついた入浴剤の残り湯を使用する際は、長時間のつけ置きは避けましょう。

また、バスソルトなどの入浴剤は主成分が塩であるため、洗濯機に悪影響を及ぼす可能性もある点に留意が必要です。

一般的に、多くの入浴剤には香りが付けられています。そのため、洗濯の最後に柔軟剤を使用する場合、香りが混ざって不快な臭いになることがあります。

入浴剤を使わない選択も考えられますが、リラックス効果も無視できません。したがって、ご自身が使用する入浴剤と洗濯の相性を検討してみることをお勧めします。

■ 残り湯を活用する際のポイント

洗濯物の汚れの大部分は皮脂汚れから成り立っています。つまり、油分です。

油分は水よりもお湯の温度で効果的に落とすことができます。そのため、お風呂の残り湯を利用することで、水で洗うよりも汚れを効果的に除去できるでしょう。

また、洗濯用の洗剤も一定の温度があると活性化し、洗浄効果が向上します。

通常、お風呂のお湯の温度は約40℃前後です。翌日の朝でも約20℃〜25℃の温度を保っています。

特に寒い冬の日は、水道水よりもはるかに高温です。したがって、すすぎの際にもお湯を使用することで、汚れをより効果的に洗い流すことができるでしょう。

洗濯する際だけでなく、最初のすすぎの段階でも残り湯を活用することで、汚れの取り除きが向上します。

■ 最後のすすぎには水道水を使用する

残り湯の汚れが洗濯物に再付着する心配があるかもしれませんが、適切な洗剤を使用すれば、汚れを包み込み、効果的に洗い流してくれますので、再付着の心配は無用です。

ただし、最後のすすぎの段階においては必ず水道水を使用しましょう。

最近では、除菌効果のある洗濯洗剤も多く販売されています。これらの洗剤は通常、1回のすすぎで十分な場合が多いですが、最終すすぎには水道水を使うことをお勧めします。

 

洗濯機へのお風呂の残り湯供給方法:ポンプの使い方

お風呂の残り湯を洗濯に利用する方法は、使用する洗濯機によって異なります。一部の洗濯機には「残り湯洗濯機能」が備わっているものもあります。

しかし、残り湯洗濯機能がない洗濯機を使用する場合、ポンプやバケツを使って洗濯槽に残り湯を供給し、洗濯を行うことができます。以下では、残り湯洗濯機能のない洗濯機を使用する場合の方法をご紹介します。

ポンプを使ってお風呂の残り湯を供給

お風呂の残り湯を洗濯に利用する際、洗濯機までの移動方法はどうすればよいでしょうか?

一般的に、電動ポンプを使用する方法やバケツを使って残り湯をくみ上げる方法があります。私の経験から言えるのは、電動のバスポンプが圧倒的におすすめです。

バスポンプは、浴槽のお湯を吸い上げ、ホースを通じて洗濯槽に残り湯を供給するシンプルな構造を持っています。その最大のメリットは、セットさえしてしまえば、手間をかけずに自動的に残り湯を供給してくれることです。

一方、デメリットとしては、通常の水勢では残り湯が十分にたまらないことが挙げられます。私のようなせっかちな人は、電動ポンプを使用しながら、同時にバケツを使って洗濯槽に残り湯を足したりすることもあります(笑)。

バケツだけを使う場合、かなりの労力が必要となり、失敗すると周囲を水浸しにしてしまうこともあるでしょう。また、重たい残り湯をバケツで運ぶ作業は、体に負担をかけ、肩や腰を傷める可能性も考えられます。

電動ポンプを利用すれば、残り湯を自動的に洗濯機に供給でき、身体に負担がかかりません。便利さを享受しながら、環境にもやさしい方法です。

 

お風呂の残り湯を使った洗濯手順

洗濯を行う際の手順は以下の通りです。

洗濯物を洗濯機に入れ、電源をONにします。
ポンプをセットするか、バケツを使用して残り湯を洗濯機に注ぎます。
洗濯物が適切な水量になるまで待ち、その後スタートボタンを押します。
洗濯機のセンサーが水量を自動的に認識し、不足している場合は必要な水を自動的に追加します。
洗濯機のセンサーが出した水量に合わせて、洗剤を適切に追加します。

お風呂の残り湯を使った洗濯の節約効果は?

実際にお風呂の残り湯を洗濯に使用すると、どれくらいの節水効果が期待できるのでしょうか?

通常の全自動洗濯機は、1回の洗濯において洗浄とすすぎを含めて約100リットルの水を使用します。一方、典型的な家庭の浴槽は、最小でも約200リットルの水をためられます。

仮に毎日1回の洗濯とお風呂の残り湯の再利用を行った場合、1日あたり約300リットルの水が必要です。水道代は100リットルあたり約30円で算出され、年間で約5,475円の節約となります。

これは、市販のバスポンプが約2,000円から入手できることを考慮すれば、充分に元が取れる金額と言えるでしょう。

お風呂の残り湯を洗濯機で活用する方法まとめ

洗濯機を使用してお風呂の残り湯を利用する際のポイントは以下です。

残り湯はきれいに保つこと。
できるだけ暖かい残り湯を使用すること。
最後のすすぎには必ず水道水を使うこと。

お風呂の残り湯を洗濯に活用することで、水道使用量の節約だけでなく、下水道への負担軽減にも寄与します。環境にも配慮した節約方法です。

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