母子手帳の電子化は義務?紙はいつまで使えるの?メリットやデメリットは?

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様々な物の電子化・デジタル化が進む中で
「政府は2024年度、乳幼児の健康状態などを記録する「母子健康手帳」のデジタル化を加速させる。」
とのニュースが流れました。
そこで母子手帳の電子化は義務?紙はいつまで使えるの?メリットやデメリットは?を調べてみました。

母子 手帳の電子化はいつから?

母子手帳の電子化は、まだ全国的に統一された制度はなく、各自治体によって取り組み状況が異なります。

現在の状況

厚生労働省は、令和7年度を目標時期として、マイナンバーカードを活用した母子健康手帳のデジタル化に向けた環境整備を進めています。

一部自治体では、先行的に電子母子手帳アプリを導入しており、妊婦健診や予防接種の記録、市からの情報提供などをアプリ上で提供しています。
2023年11月現在、約300自治体が電子母子手帳アプリを導入しています。

今後の予定

厚生労働省は、令和4年度中に、マイナポータルを通じて閲覧できる項目の拡充等の観点から議論を進めていく予定です。
今後、さらに多くの自治体で電子母子手帳アプリの導入が進むことが予想されます。

母子 手帳の電子化は義務なの?しないとどうなるの?

母子手帳の電子化は義務ではありません。各自治体の判断で導入されており、導入していない自治体もあります。

電子化していない自治体の場合

従来の紙の母子手帳を使用します。
予防接種の記録などは、医療機関や自治体窓口で手書きで記入します。
自治体によっては、Webサイトなどで予防接種スケジュールの確認や育児情報提供を行っている場合があります。

母子手帳の従来の紙の物は使えるの?

従来の紙の母子手帳は、電子化が進んでいても引き続き使用できます。

紙の母子手帳を使う場合

予防接種の記録などは、医療機関や自治体窓口で手書きで記入します。
自治体によっては、Webサイトなどで予防接種スケジュールの確認や育児情報提供を行っている場合があります。

電子化と紙の母子手帳の使い分け

持ち運びや情報の共有には電子化が便利
記録の正確性や長期保存には紙が安心
どちらを選択しても、母子保健サービスを受ける上で問題はありません。

各自治体の状況やご自身のニーズに合わせて、使い分けることをおすすめします。

母子手帳の電子化のメリットやデメリットは?

母子手帳の電子化のメリットやデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

母子手帳の電子化のメリット

利便性の向上
• 持ち運びが楽になる。
• 紛失や破損のリスクが減る。
• 予防接種の受け忘れを防ぐことができる。
• 医療機関での手続きが簡略化される。
• 自治体からの情報提供がタイムリーになる。
• 妊娠・出産・育児に関する情報収集が容易になる。
• 成長曲線などを自動で作成できる。
• 子どもと成長記録を共有しやすい。
• 複数の子どもの情報をまとめて管理できる。

データの活用
• 母子保健事業の効率化に役立つ。
• 地域全体の母子保健の状況を把握しやすくなる。
• 妊娠・出産・育児に関する研究に役立つ。
• 災害時の子どもの安全確保に役立つ。
その他
• 紙の母子手帳よりも環境に優しい。
• 多言語に対応できる。

母子手帳の電子化のデメリット

セキュリティ上のリスク

• 情報漏洩や不正アクセスが起こる可能性がある。
• システムトラブルによってデータが失われる可能性がある。
高齢者やITに不慣れな人への配慮
• 電子機器の操作が難しい人にとっては使いづらい。
• 情報格差が広がる可能性がある。

初期費用

• システム開発や運用に費用がかかる。
• 住民への端末配布やデータ移行に費用がかかる。

その他

• 電池切れや通信環境の悪化によって利用できない可能性がある。
• 紙の母子手帳に比べて愛着が湧きにくい。
• 手書きで記録する楽しみが減る。

母子手帳の電子化には、利便性やデータ活用の面で多くのメリットがあります。一方、セキュリティや高齢者への配慮といった課題も存在します。今後、これらの課題を克服しながら、電子母子手帳の普及が進んでいくことが期待されます。

母子手帳の電子化 アプリはどのようなものがあるの?

母子手帳の電子化アプリは、自治体独自に開発したものや、民間事業者が提供しているものなど、さまざまな種類があります。

代表的なアプリ

• 母子モ:株式会社エムティーアイが提供しているアプリ。300以上の自治体で導入されています。

• みてね:株式会社アイスタイルが提供しているアプリ。自治体版と個人版があります。

• kurumo:ピジョン株式会社が提供しているアプリ。

• conote:コノコ株式会社が提供しているアプリ。

アプリの機能

• 予防接種や健診の記録
• 成長曲線の表示
• 育児に関する情報提供
• 妊娠・出産に関する情報提供
• 医療機関との連携
• 自治体からの情報提供
• 写真や動画の保存
• 夫婦間での情報共有

アプリを選ぶ際のポイント

• 自治体で導入しているアプリかどうか
• 必要な機能が揃っているかどうか
• 使いやすいかどうか
• セキュリティ対策がしっかりしているかどうか

その他
• マイナンバーカードと連携することで、より多くの機能が利用できるアプリもあります。
• アプリの利用には、インターネット接続が必要です。

 

母子手帳の電子化に対する世間の反応は?

母子手帳の電子化に対する世間の反応は、概ね賛成の意見が多いようです。

賛成意見

• 持ち運びが楽になる
• 紛失や破損のリスクが減る
• 予防接種の受け忘れを防ぐことができる
• 医療機関での手続きが簡略化される
• 自治体からの情報提供がタイムリーになる
• 妊娠・出産・育児に関する情報収集が容易になる
• 成長曲線などを自動で作成できる
• 子どもと成長記録を共有しやすい
• 複数の子どもの情報をまとめて管理できる

反対意見

• セキュリティ上のリスク
• 高齢者やITに不慣れな人への配慮
• 初期費用
• 電池切れや通信環境の悪化によって利用できない可能性がある
• 紙の母子手帳に比べて愛着が湧きにくい
• 手書きで記録する楽しみが減る

その他
• 実際にアプリを使ってみた人からは、使い勝手が良いという意見が多い
• 高齢者やITに不慣れな人へのサポート体制が課題
今後、電子化が進むにつれて、世間の反応も変化していく可能性があります。

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