こんばんはtakaです。
今回(2019年4月28日)の
情熱大陸では田名網敬一さんの
特集が放送されます。
田名網敬一さんは
日本ポップアート界の
巨匠と呼ばれる方です。
色々調べましたので
ご紹介しますね
目次:
- 田名網敬一さんのプロフ・経歴
- 田名網敬一さんのなぜアディダスとコラボ?
- 田名網敬一さんアディダスとコラボ契約料が凄い?
- 田名網敬一さんのまとめ
1.田名網敬一さんのプロフ・経歴
名前 :田名網敬一(たなあみ けいいち)
生まれ:1936年7月21日
出身 :東京都
卒業校:武蔵野美術大学
所属 :京都造形芸術大学大学院
役職 :教授
ジャンル:アーティスト、
グラフィックデザイナー、
イラストレーター、
映像作家
略歴
1975年:日本版『月刊PLAY BOY』
初代アートディレクターに就任
1987年:フランスで初個展
受賞歴
日宣美展:特選
田名網敬一さんは東京の服地問屋の
長男として生まれる。幼い頃に
第二次世界大戦を経験。
その時、脳裏に焼き付いた数々の
光景がその後の田名網敬一さんの
作品に大きな影響を与えているようです。
空襲のよる逃げ惑う群衆を
眺めてたそうですが、そのことが
現実か夢かあいまいなまま
記憶されたそうです
戦後は、紙芝居や漫画、アメリカの
B級映画に夢中になり、幼少期から
絵をかくことが好きだったことから
表現の世界を志すようになりました。
中学生のころ漫画家を目指し、当時
代表的な漫画家の原一司氏のアトリエに
出入りするも、原氏の突然の死により
プロのアーティストになるべく、
武蔵野美術大学へ進学。在学中より
その絵の才能が広く知られ、
武蔵野美術大学造形学部在学中(2年時に)
デザインの権威団体の主催する展覧会
日宣美展で特選を受賞。
卒業後、大手広告代理店に勤めたが
個人への発注が増えすぎたため退社し、
その後、雑誌やポスターのデザイン、
絵画やアニメーション、立体造形など
様々な創作活動を行っています。
2.田名網敬一さんのなぜアディダスとコラボ?
田名網敬一さんは上述のように
学生時代からその才能は広く知られていたようですが、
基本はポスターなどの静止画が中心だったと思われます。
転機になったと思われるのは、1967年の
ニューヨークへの初めての旅行で、
ウォーホルの生の作品に触れたことではないかと思われます。
ウォーホルの一つのメディアに限定せず、
いろいろな方法でいろんなマーケットに
売り込んでいくという戦略にショックを受けたと同時に
モデルケースとして捉えたようです。
そして活躍の場を広げていったようです。
今回のアディダスとのコラボ
「Tanaami x adidas Originals」が
実現した背景には、
「アディダス」の社内に加瀬さんという
田名網敬一さんの熱烈なファンがいて、
画集を出版する時に援助してもらった事が
あったそうです。その方が2〜3年前に
「アディダス」のドイツ本社に転勤されて、
新たなプロジェクトとしてグローバル規模で
協業したいという今回のオファーを
いただいたのがきっかけです。
田名網敬一さん基本的にファッション
ブランドとの仕事は好きなんだそうです。
というのも田名網敬一さんの作品は
基本的に静止画であることに対して
シャツなどの洋服に
デザインをすると光の反射やよじれで
絵が動いて、それが街中で見られる。
そのことが興味深いそうです。
1枚の静止画は飾られたまま動かない。
だから動きが見えるという意味で
ファッションは、通常のアートワークとは
別世界なので純粋に楽しいんだそうです。
今回、さらに特筆すべき点は
極彩色の世界の中でアレンジされた
「アディダス」のロゴです。
アディダスを象徴するロゴの部分にも
田名網敬一さんのデザインが入り込んでますよね。
何気に見てると見過ごしてしまうかもしれませんが
よく考えたらこれが結構凄いことなんでは?と思います
というのもブランドの仕事をする場合、
通常、たいていロゴをいじることは
断られるそうです。
まあ、そりゃそうですよね。
ロゴはブランド・企業にとっての
まさに「命」とも言えるものですからね。
長年の信用の積み重ねの象徴のようなもの。
なのでロゴはやはり企業イメージにとって
一番大切なものなのでそう簡単には触らせてくれない
ところが今回はロゴを自由にデザインさせてもらえることが
できており、そのことが作品の最大のポイント
と言えます。
3.田名網敬一さんアディダスとコラボ契約料が凄い?
アディダスのような
ものすごくメジャーな企業との
コラボで田名網敬一さんに
入るブランド料はいくらくらいなのでしょうか?
ブランド料そのものの数値はみつかりませんでしたが
あくまで参考としての推測としてですが、
ブランド料がイメージや、材料費・品質管理費や
デザインにかかっているものなどが想定されますが、
田名網敬一さんの場合、やはりデザイン料に
かかっているでしょうから、その場合、
図式として単純化すれば以下のような感じと思われますよね。
出典:https://otonaninareru.net/brand-uniqro/
ノーブランド(この場合は田名網敬一さんの
デザインが入ってないもの)と
ブランド(田名網敬一さんのデザイン有)との
差がブランド料と推測されます。
そこで似たようなタイプのシャツをまず一種類考えた場合
ノーブランド 田名網ブランド
3229円 4990円
その差が約1600円ほど。
仮に1万着販売で、1,600万円/1種類。
販売種類や販売量などで変わったり、
そのうちのどれくらいが田名網敬一さんの
収入になるかは不明ですが、
やはり田名網敬一さんのブランドの
価値はすごいようですね~。
4.田名網敬一さんのまとめ
現在82歳(2019年4月時点)にもかかわらず
今が一番ピークと思われるくらい若い時期より
精力的に制作活動をされている田名網敬一さん。
今後はどのような活動をされていくのでしょうか?
と思うのですが、ご本人は
「これまでの活動を続けていくという
ことくらいでしょうか。未来に対してあまり
良い展望がないんですよ。」とのこと。
未来よりも過去の記憶は無尽蔵で際限が
ないから楽しいですよね。たとえ10歳でも
頭の中には膨大な記憶が刷り込まれているでしょう。
その後、記憶は生きる年齢に比例して
無限大に広がっていく。表現するための原石は、
無尽蔵に記憶の中に隠されているから、
制作の際に大量の記憶がよみがえる。今、未来を
想像すると貧困なイメージになってしまうかも
しれないですよね。現在を標的にしたらつまらないものに
なってしまう気がするんです。
田名網敬一さんの作品は要素の一つ一つが
時代に関係なく記憶の引き出しに収納されていて、
そこから選び取ってコラージュするというやり方。
子どもの頃の記憶も最近の記憶も、それぞれ
カットアップして組み合わせるから
自分らしい世界になるんですよ。
無尽蔵の記憶の中から、無限の組み合わせて
現実化される田名網敬一さんの
芸術。これからもまだまだ多くの
活動・作品を見せていただけそうですね。
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