2018年2月5日(月)のプロフェッショナルに
佐藤則武さんが出演されます。
佐藤則武さんは国宝の日光東照宮の
作業を手掛けるベテランの職人さんです。
塗師という呼び名自体を今回初めて
知りました。いろいろ興味が
湧き、調べましたので
ご紹介しますね。
目次:
- 佐藤則武さんのプロフィール
- 佐藤則武さんの塗師きっかけ
- 佐藤則武さんの活動内容がすごい!
- 佐藤則武さんと塗師の年収は?
- まとめ
1.佐藤則武さんのプロフィール
本名 :佐藤則武(さとうのりたけ)
生まれ:1949年生まれ
出身 :山形県
卒業校:塗装の専門学校
所属 :(財)日光社寺文化財保存会
職人さんらしい厳しくも力強さが
感じられる目が印象的ですね。
2.佐藤則武さんの塗師きっかけ
佐藤則武さんの塗師きっかけは
小さいころから美術が好きだった
ところから始まるようです。
ですが、いきなり漆の道に
進むような感じではなく、
塗装関連の学校卒業後、内装工事の
会社に就職したそうです。
ですが、親の影響か、自分の仕事に
胸を張って誇れるものをとの気持ちが
あり職人の世界が誇りを持つのにピッタリ
との考えからか職にの道を意識するようになり
おりしも募集があった
(財)日光社寺文化財保存会に入社し
職人の道に進むことになったようです。
(財)日光社寺文化財保存会
もともと日光に存在する社寺の美の
維持を各社寺ごとに実施してきた
のですが、昭和の時代の戦争や災害等で
甚だしい影響を受けたため
各社寺ごとの対応では負担が大きくなる
ため国庫補助などを受け、貴重文化財
の保護に寄与するものとして設立された
ものだそうです。
番組内でもおっしゃってるように
難しいものであればあるほど
なんとかしてやろうとファイトが
湧くご性格のようです。
金銭の問題ではない、職に
誇りを持ってないとできない
職人さんむきの性格ですよね。
3.佐藤則武さんの活動内容がすごい
漆(うるし)とは、ウルシ科の漆の木
などから採取した樹液を加工した
天然樹脂塗料のこと。
「漆工(漆工芸)」などに利用されます。
漆(うるし)とは、ウルシ科のウルシノキ
(漆の木;Poison oak)やブラックツリーから
採取した樹液を加工した、ウルシオールを
主成分とする天然樹脂塗料である。塗料とし、
漆工などに利用されるほか、接着剤としても
利用される
器(しっき)の製作は分業化されており、
それぞれの工程で、塗り師、木地師、
蒔絵師、沈金師などと呼ばれています。
塗師は漆器の製作の一環で
漆器の製作は以下のように分業化されて
います。
木地師・・・原材料の木を決まった寸法に切り、
椀ものや板ものなど、作品により
加工して素地を作る。
塗師・・・木地に下塗りがされたものに
上塗りで漆の仕上げを行う。
蒔絵師・・・上塗りの後に飾り絵を描く。
沈金師・・・蒔絵に金粉などを入れて
飾り絵を描く。
抜粋:https://www.hellojob.biz/0-urusi-siyokunin.html
漆は通常の塗料とは異なり取扱いに
注意を要する点がいくつかあるようです。
漆器一般的に
紫外線に弱い、急激な温度変化に弱い、吸湿性がある
など。日光は場所によれば冬はすごく寒くなるところ
もあるでしょう。
漆を使った場合このような性質を考慮しながら
その美を維持するために補修などが必須となってきます。
どの部分にどんな劣化が生じているか、
どう補修すれば、その輝きを維持できるか
ということを見抜き、対応できる熟練の
技が必要となります。
しかも昔の状態に復活させるためには
当時の技をも復活させることを意味します。
例えば、中心材料となる漆とその塗り方。
従来の日本産から中国産に移り、
溶剤で薄めて使うようになるとともに
塗るときに今までの木べらから
はけでの塗りに変わった。
溶剤で薄めてない漆は固いため
はけで塗れないところを
30年前に先輩が一度だけ、
塗っていたという記憶を
たよりに復活させるという
情熱の持ち主です。
自分の仕事に誇りを持ってないと
出来ませんよね。
4.佐藤則武さんと塗師の年収は
佐藤則武さんのようなベテランさん、
しかも国宝級のものを相手に腕を
発揮される方の場合はまた違うかも
知れませんが、
塗師一般の収入は以下のようです。
出典:https://kyuryobank.com/geino/nushi.html
国宝級のものを相手に作業される
佐藤則武さんのお給料がこの一般論に
当てはまるかはわかりませんが、
いろいろ調べてみると塗師は
儲からないという話が多勢をしめてる
ように感じました。
給料のことより24時間漆のことを
考えてられるような職人さんでないと
務まらない仕事だと。
5.まとめ
今回佐藤則武さんの事を
調べていて、改めて、自分も
胸を張って自分の仕事を語れるように
なりたいという気持ちになって
来たように思います。
今後も佐藤則武さんのご活躍を
応援したいと思います。