2018年1月27日(土)の生きるを伝えるに
囲碁棋士、木部夏生さんが出演されます。
小さいころから糖尿病と向き合いながら
夢であった囲碁棋士のプロになり
活躍されている方です。
いろいろ調べましたので
ご紹介しますね。
目次:
- 木部夏生さんのプロフィール
- 木部夏生さんの囲碁のきっかけ
- 木部夏生さんと糖尿病!
- 木部夏生さんと糖尿病との関わり?
- まとめ
1.木部夏生さんのプロフィール
本名 :木部夏生(きべなつき)
生まれ:1995年8月11日生まれ
出身 :群馬県出身
所属 :日本棋院東京本院所属
藤澤一就八段門下
平成24年入段
平成28年二段
小学校四年生で院生になり、
17歳頃に入段されたのですね。
院生入りは14歳まで、年齢制限は
18歳までだとか。院生になるのにも
6段程度の力が必要だとか。
厳しい世界なのですね。
2.木部夏生さんの囲碁のきっかけ
木部夏生さんの囲碁のきっかけは
人気漫画「ヒカルの碁」の影響だそうです。
その影響で囲碁棋士をめざし、
囲碁教室に通い始めたのがきっかけとか。
分野は違いますが以前投稿しました
菊野克紀さんのドラゴンボールの孫悟空のように
https://atsumorikouwaka.com/kikuno-kakutouka-mirai-289
囲碁に限らず、漫画に影響を受けて
始める方が多いですね。気持ちは
非常にわかります。
ですが、なかなかそれが実行に移せない、
結果が結びつくまでいかないのが現実。
3.木部夏生さんと糖尿病
序文にも書きましたが
木部夏生さんは糖尿病を発症しておられます。
糖尿病には2種類、1型と2型があります。
木部夏生さんの糖尿病は1型です。
囲碁棋士をめざし初めて小学校4年生頃に
発症したそうです。
ケトアシドーシスとは?
糖尿病によるインスリン不足により本来
エネルギー源のブドウ糖の代わりに脂肪が
分解されるときに出るケトン体の増加により
血中酸性度増加により様々な働き低下し、
重症になると、昏睡状態になる症状。
2型と異なり子供や若い人の発症が多いそうで、
小さいのにインスリン注射が欠かせなくなるのは
非常につらいですね。
2型は遺伝的要素や生活習慣の影響のようで、
私も親が2型で、私自身も何年か前に
血糖値が糖尿病の範囲に入ったのですが、
その後節制するだけで、治まっています。
2型は生活習慣など自分の生活習慣などの影響もあるので
そういう意味では仕方ないとも感じますが
ですが、子供の頃に発症する1型は自身のせいでも
なく、またこれからいろんな楽しみを自由に見出していく
時期と思うと非常につらいものを感じます。
実際、木部夏生さんも活動に関わっておられる
IDDMのホームページには子供が自らインスリン注射を
している姿の写真があり、見てるだけでつらい
気持ちになってきます。
4.木部夏生さんと糖尿病との関わり
小学校四年生で院生として活動し始めたころから
糖尿病発症されたとのこと。
だからできないといわれるのが嫌だったと
いう、負けず嫌い。
注意しないといけないのが
食事の時と勝負の時だそう。
食事制限はないようですが、摂取する
炭水化物を計算し、必要なインスリンを
打つこと。これはいろいろな食べものの
炭水化物量を暗記したそうで、計算は
比較的めどが立ちやすいのではないかと思います。
対局中が難しいのだそうです。というのも
対局中も血統値上昇はありますが、食事の時のように
外からの摂取での上昇ではないので、注射では
なかなか下がらないそうです。
血糖値は高すぎても低すぎても問題で、
対局の集中でアドレナリン分泌でも血糖値
上昇、200を超えると頭がぼーっとするなど、
だからといって打ちすぎると低血糖状態。
この調整が非常に難しいそうです。
ですが、はたから見るととてもつらそうに思える
この状態も「病気だからできない」と言われるのが
嫌で、それをモチベーションにして頑張っているそうです。
まだお若いのに強いですね。
またそのような思いから、日本糖尿病協会の
インスリンメンターとしても講演活動を行っている
そうです。
日本IDDMネットワーク:http://japan-iddm.net/
木部夏生さんのように小さい子ども患者をこの病から
解放するため、「治らない」から「治る」病気へ
との活動をしている団体です。
そのための募金活動もこのHPで行っています
銀行、クレジットカードでの寄付ができます。
5.まとめ
木部夏生さんのように小さいころから
病が発症しながらそれをばねに
頑張っているかたを見ると
自分も簡単に弱音を吐けない
まだまだ頑張らないといけないと
いう気持ちにさせらますね。
今後の木部夏生さんの活躍を
応援したいと思います。