こんにちはtakaです。
今回(2019年3月17日)の
グッと地球便では
古澤敦さんの特集が放送されます。
古澤敦さんは日本で
元NHKディレクターとしての
地位を捨て、カンボジアでの
活動を選択し、約10年前に
渡りました。
現地では様々な出来事が
次々に起こり、何が古澤敦さんを
駆り立てるのか気になり色々調べましたので
ご紹介しますね。
目次:
- 古澤敦さんの経歴や池上彰さんとも親交がある?
- 古澤敦さんの現状や結婚は?
- 古澤敦さんの商品や購入方法は?
- 古澤敦さんの今後は!?
1.古澤敦さんの経歴や池上彰さんとも親交が?
名前 :古澤敦(ふるさわあつし)
生まれ:1969年生まれ
出身 :神奈川県
卒業校:不明
所属 :Canbodian Cotton Club(2013年)
以前の勤務先:NHK
過去出演歴:未来世紀ジパング(2017年)
「応援したいニッポン人SP」
古澤敦さんは現在、カンボジア第三の都市
バッタンバン州という町で
「Canbodian Cotton Club(カンボジアコットンクラブ」
という会社(NPO法人)を運営されています。
バッタンバン州はカンボジアで有名な遺跡
「アンコールワット」まで車で約
3時間くらいの場所です。
内戦の時にポルポト派が最後まで
抵抗した場所でもあるということで
非常に多くの地雷が埋められている地域で
(以下の地図の赤い部分が地雷多い地域で
バッタンバン(図の左側)は非常に密集地域)
今でも非常に多くの地雷が残っており、
今でも毎年100人以上の人たちが
犠牲になっています。
NHK時代に数々の世界各地の取材を
重ねて様々な現場を見てきた古澤敦さんですが、
2007年にそれまで勤めていた
NHKを退社し、カンボジアに渡ることを
決意します。
そのきっかけは紛争中のアフガニスタン
取材で出会った一人の老人だったそうです。
一人の老人との出会いがどのようなものだったかは
番組で明らかになると思われますが
それまでも各地での取材を重ねるに従い
「伝えるだけ」の物足りなさを感じるようになった
「伝える」だけでなく、「動いてみたくなった」、
カンボジアなどの貧しい人たちのために
「何か自分ができることをしたい」ということだそうです。
様々な取材で各地を飛び回り、実際の現場を
見た古澤敦さんだからこそ、
見て伝え、皆さんに知ってもらい、現状を
変えるという活動だけでなく、
ご自身自ら、そのような現実を変えるために
動いてみたくなったということが
古澤敦さんをカンボジアへと
駆り立てたのですね。
そのような並々ならぬ決意でカンボジアに
渡った古澤敦さんに待ち構えていたのは
苦難の数々でした。
活動にあたり現地では仕事が少なく、
特に女性が仕事を見つけるのが非常に
難しいという現実に対し、古澤さんが
目を付けたのは綿花の栽培でした。
カンボジアはもともと綿花の栽培が
盛んでしたが、内戦で綿花の栽培も
行われなくなってしまったことに
目を付け、さらに通常のコットンより
収益の上がるオーガニックコットンを
作ることにより地元に人たちの生活へ
貢献できると考え、
現地栽培の綿花で製造販売を行う
「Canbodian Cotton Club
(カンボジアコットンクラブ」
を立ち上げ、活動開始。
しかし、すべてが最初からという困難と
現地の方々との信頼関係構築がなかなか
築けない。また現地の人々のために
行っているのに強盗にあい、大切なものを
すべて盗まれてしまうなどの被害にもあい、
熱い情熱をもって挑んだ古澤敦さんですが、
さすがにモチベーションが続かなくなったのか
2017年に一度、撤退の決断をしたそうです
そのような間にもいろいろと古澤さんが
相談とかをしていた一人が、あの池上彰さん
だったといいます。
古澤さんがカンボジアの事業をやめて、
池上彰さんのマネージャーをしたいと
こぼしていたのを池上彰さんたちが
応援する形で講演会を催し、寄付金を
募ったそうです。
池上彰さんと古澤敦さんは
池上彰さんがNHKで学生向けの
小論文講座を開催していたときの
教え子だったそうで、古澤敦さんが
NHKに入局後も付き合いが続き
約20年におよぶ付き合いになるそうです。
元教え子とはいえ、「こいつを応援してやろう」
と思わせる何かが古澤敦さんにはあるのでしょうね。
実際、現地で強盗に合い、その強盗をおっかける
最中にけがをするなどの苦難もありますが、
現地の人々からも愛されてるようすもうかがえます。
2.古澤敦さんの現状や結婚は?
古澤敦さんはその後、活動を
再開することになり、地元綿花を
オーガニックコットンで
ストールを製造販売するようになっています。
製造した布を染める作業にも着手。
日本での販売を視野に入れてか、
以下の動画の取材時(桜の時期と思われます)に
や日本に好まれそうな色合いとして
桜色に染めたいと決め、染め方の実験を
行っています。
染め方自体も一からの勉強で、頼りの
情報源はインターネット。
ネット上の情報を頼りに自分の好みの
色合いになる染料のもとになる果物の選定や
染めた後の、色落ちの具合など
一つ一つ試していきます。
以下の動画の中では、動画の後半のほうで
紫キャベツをから藍色と
アボカドから桜色を出そうとされています
紫のほうは、きれいな色の抽出はできましたが
色落ちがひどくてそのままでは使えない状態。
アボカドのほうは、きれいな色が出て、
しかも色落ちもせずに良い感じに仕上がってました。
このように今でも毎日いろいろなトラブル
への対処、商品化への様々な試行錯誤を
されている古澤敦さんの結婚などは
されているのでしょうか?
残念ながら情報は見つかりませんでした。
情報見つかれば更新したいと思います。
3.古澤敦さんの商品や購入方法は?
古澤敦さんの運営する
「Canbodian Cotton Club
(カンボジアコットンクラブ」で
製造している商品は「ストール」です。
以下のホームページからご覧になれます。
HP:https://www.cambodiacottonclub.com/shop
商品に対する思い入れもかなり
あるストールのように思われます。
素材はすべて自然のもので、
しかも手作業で作成しています。
ひとつひとつ手作業のため、同じ商品でも
それぞれが大きさ、色合いが異なる、
一つ一つが特別な一品という感じですね。
しかも素材すべて自然のものということで
素材の綿花栽培や染料などもすべて
自然のもの。
綿花はオーガニックコットンということで
栽培時の殺虫剤、農薬を使わずない。
そのため環境、そして人にも優しくなれる。
綿花栽培時の殺虫剤、農薬の使用量が
どれくらいかご存知でしょうか?
世界中の殺虫剤の16%、農薬は10%も使うとか!?
「世界中」の16%や10%ですよ!
これって、とんでもなくないですか?
しかも栽培時に使われたものが土壌汚染や
川に流れ込むと水質汚染につながる。
そういうことをなくしたいということだそうです。
なんと壮大な考え。
しかも栽培した綿を紡ぐのに使用しているのは
「ガラ紡」といわれる機械。
日本で以前使用されていた機械で
愛知県で使用されていたもの。
日本でガラ紡を知る人たちが
古澤さんの熱意に共感し、
カンボジアに訪れ、制作に協力してくれました。
しかしこの機械を最初から作る知識を持つ方は
おらず一からの立ち上げに大変苦労したようです。
しかし、この機械であれば簡単な部品のみなので
カンボジアの環境でも継続していけるということで
古澤敦さんがこだわった理由でもあります。
ですが、綿花から糸をつむぐには湿度を60%に保つ必要があり
屋内もチューブで水を引き、継続的に噴霧していますが、
水に多くの小さな塊があるため、うまく濾過できず
以下の写真のように霧状にならず破裂するような
トラブルが頻繁にあり大変なようですね。
そのようなコットンクラブを運営する
古澤敦さんとつながりのある池上彰さん
カンボジアから愛知県に現地の方々が
来られた時も池上さんは超多忙ななか
駆けつけてくれました。
動画内の女性がジャーナリスト希望と聞いて
同じジャーナリストの池上彰さんとしては
応援の意味もあったようです。
動画中で池上さんから彼女への
プレゼントもあり、ジャーナリストを目指す彼女にとって
先輩からの嬉しいプレゼントでしょうね。
4.古澤敦さんの今後は!?
カンボジアの貧しい人たちのため
そしてカンボジアの自然を
将来にも残してあげたいという
古澤さんの活動はまだ始まったばかり。
軌道にのり、この活動が拡大し、
カンボジアが以前の活気を
取り戻す日が来ることが待ち遠しいですね。