明石定子(乳腺外科医)経歴やきっかけ、女性目線で患者によりそう治療・活動が凄い!【プロフェッショナル】

こんばんはtakaです。

今回(2018年12月3日)のプロフェッショナルでは

明石定子さんの特集が放送されます。

 

明石定子さんはタイトルにもありますように

乳腺外科医さんとして

第一線で活躍され、「神の手」

とまで呼ばれる繊細な技を持つ方です。

 

いろいろ調べましたので

ご紹介しますね。

 

目次:

  1. 明石定子さんのプロフィール
  2. 明石定子さんのきっかけ
  3. 明石定子さんの女性目線の治療がすごい!
  4. 明石定子さんの活動が凄い!?
  5. 明石定子さんの今後は!?

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1.明石定子さんのプロフィール

出典:https://www.google.co.jp

 

名前 :明石定子(あかしさだこ)

生まれ:1965年生まれ

出身 :兵庫県姫路市

卒業校:東京大学医学部医学科

兵庫県立姫路西高校

所属 :昭和大学病院

役職 :准教授

 

1990年:東京大学卒業し、

大学医学部附属病院第三外科へ入局

主な担当は消化管

1992年:国立がん研究センター中央病院外科勤務

2004年:出産(4ヶ月後復職)双子。

2010年:乳腺科・腫瘍内科外来病棟院長就任

2011年:現職(昭和大学病院乳腺外科 准教授)

 

その他

日本女性外科医会役員(女性外科医をサポート)

 

2.明石定子さんの医師のきっかけ

明石定子さんは兵庫県立姫路西高校から

東京大学に入学したのですがが、

「理III」ではなく「理II」だったそうです。

 

ちなみにご存じの方もおられるかと思いますが、

東京大学の理Ⅰ~理Ⅲの分類や

難易度は以下の通りだそうです。

理Ⅰ 工

理Ⅱ 理、農、薬、医学部保健学科

理Ⅲ 医学部医学科

 

レベル

理Ⅲ>>理Ⅰ>理Ⅱ

 

大学に入ったときは医学部への進学を

決めていたわけではなかったそうです。

 

ですが、進級にあたり、

ご自身の性格的に一人で黙々と行うイメージの強い

研究というより人と向き合う仕事があってるかな?

ということ。また明石定子さんが在学中に

男女雇用機会均等法が制定された世代であり、

そういう認識・気運の高まりの中で生活されていた

影響もあったのか、男女差別がない仕事がしたい

という考えでお医者さんを選ばれたそうです。

 

東京大学では2年生から3年生に進級するときに、

毎年、理IIから10人ほど医学部に入る枠があり

そのシステムを利用されたそうです。

 

そのような経緯でお医者さんの道を選ばれたそうですが、

実際に大学卒業後の医局説明会で

当時の辣腕外科医言われたことが

男女差別がないと考えていた職業の医師の世界にも

あると知りその後の明石定子さんを奮い立たせることに

なったようです。その言葉とは

「女の子が研修に来てもいいけど、

トイレないよ。ロッカーないよ。それと当直室もないよ」

 

確かにいきなりしょっぱなから

ガツンとやられた感じですね。

結局、女性の先輩医師がいる

第三外科に入局し、お医者さんとしての

経歴のスタートになったそうです。

3.明石定子さんの女性目線の治療がすごい!

女性がかかるがんの中でもっとも多い、乳がん。

小林麻央さん、北斗晶さんなど著名な芸能人も

罹患したとニュースで大きく取り上げられ

話題になりましたが現在では

11人に1人の割合で罹患する病気とのこと。

ですが、術から化学療法まで、治療法も

めまぐるしい進歩を遂げているそうです。

 

そのフロントランナーとして注目されているのが

明石定子さんです。

明石定子さんは乳腺外科一筋25年のキャリアを誇り、

その腕を頼って全国から患者が訪れ、

これまでおよそ3000件の乳がん手術を任されてきた

そうです。

25年で3000件とは年間百件以上のオペをされてきた

ということですね。2~3日に一回以上は

オペをしている計算ですね。

ただでさえ神経を使うオペをそれほどの回数行うとは

凄い精神的にもタフな方ですね。

 

それだけの信頼を得る裏には、

患者の目線に立ち、気持ちにとことん寄り添う

姿勢があるとのことで

同じセンターで働く若いお医者さんの目標にも

なっているほどだそうです。

 

患者さんによって希望も様々だそうです。

患者のお母さんがどのように考えるかで

その希望にそった対応ができるように

とことんはなしを聞き寄り添うとのこと。

女性の象徴ともいえる乳房の切除に伴う

大きな心の傷を負う方も多いため、

乳房の再建治療を摘出と同時に行う術式の

導入もその一環のようです。

また再建治療にあたっても、ご自身の

形よりもお子さんのため命の延命を最優先される方、

お子さんと過ごすときにお子さんが接触するときの

気持ちも大事にされる方など。

術後の状態を含めた気持ちに寄り添う姿が

その信頼を培ってきたのだと思われます。

 

明石定子さんの手術最大の特長が

手術中というより術後に現れるそうです。

 

切除した胸の形が出来るだけ変形しないように

細心の注意を払って形を整え、しかも

術後の痛みも少ない。

がんを治すことを最大の目的としながらも

女性としての立場をも最大に考慮した

術式で対応するところにその腕を頼って

全国から患者さんが集まる理由があるのでしょうね。

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4.明石定子さんの活動が凄い!?

明石定子さんの患者さんに対する活動が

凄いです。

患者さんに対する活動としては、

上述したような患者さんと向き合う時は

患者さんの意向を十分反映するために

とことん意見を聞き、話しあい、ご本人が

納得できる術式を選択してもらう部分も

素晴らしいですが、治療そのものに対する

研究でセンターは究極の目標として、

「乳がん死をゼロにする」ことに向けて

尽力されていることです。

 

その一つとして明石定子さんも

大きな期待を寄せているのが

島津製作所と共同研究をされ、

2014年に製品化された

乳房専用PET「Elmammo」だそうです。

 

これにより、従来より高精度に

しかも痛みを伴うなどの苦痛がない

検査ができるそうです。

さらには造影剤禁忌や閉所恐怖症を

お持ちでMRIが使えない方でも

検査してもらえるとの利点もたくさん。

これらの導入により、先進各国の

がん検診受診率が70%以上に対して

35%と著しく低い日本の受診率向上と

それによるがんにとって最も重要な

早期発見と正確な治療が可能になることが

可能になると。

 

5.明石定子さんの今後は!?

明石定子さんの今後はどのようでしょうか?

以前はご自身で患者さんへの対応が

多く、乳がん手術で年間100例を超えることも。

平均すると週3件くらいの手術が

あったようです。

 

しかし、最近は外科学会などの実際に患者

さんと向き合う仕事も増えたそうで、

手術はある程度制限しているそうです。

 

というのも明石定子さんが入局されたころに比べて

ずいぶん女性比率が上がってきたとはいえ、

外科学会は女性代議員が少なく、理事に至っては

ゼロだそうで、女性医師の意見が反映されないとのことで、

積極的にかかわるようにしておられるそうです。

 

明石定子さんのように女性目線での活躍が

必要な分野はあると思いますので、

お医者さんが活躍し、女性の意見を反映しやすい

雰囲気作りに貢献いただけることに期待したいと思います。